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【ワールドカップ】林陵平がサッカー日本代表のブラジル戦を構造的に徹底解剖「この敗戦をどう次につなげるかがすごく大事」 (2ページ目)

【押し込まれ続けた末の失点】

 後半アディショナルタイムがまもなく終わるタイミングで、ガブリエウ・マルティネッリの一撃で試合が決まった。田中碧がエンドリッキのプレッシャーを受けながら出したパスが弱くなり、ボールを失ったところが起点となってしまった。

「SNSでは田中のミスだという声が多かった。でも、よく見るとエンドリッキが深くまでアタックしていてバランスを崩されていた。加えてラヤンも外から来ていたことを考えると、クリアしたくてもしきれなかった部分があると思います。これは田中碧のミスではあるけど、ミスじゃないと言える」

 直接の失点シーンではブルーノ・ギマランイスの左足シュートのフェイントからパスへの切り替え、マルティネッリの左足に出したパスは「スーパーでした」と絶賛。マルティネッリも左足でパスを受けたことで鈴木彩艶と駆け引きができ、トラップから右足で鋭いシュートを放った。これも「見事」と林さんは評した。

「菅原がもっと(中央のポジションを)締めていたらという意見もありましたが、あと2、3歩締めていても、あのボールは絶対通っていた。なぜならブルーノ・ギマランイスからマルティネッリへのパスが左足ギリギリを通していたから」と守備への批判を否定した。

【林さんが示す今後の日本強化】

 最後に林さんは、今後の考察として4バックとの併用の可能性を挙げた。

「5-4-1でずっと守り続けながら勝つこともできる。でも強豪相手に押し込まれ続ければ、どのタイミングで点を取られるかわからない。ボール保持の局面でミドルゾーンまで前進できないと、相手を押し下げることができない」

 例として、中盤にアンカーを置いた4-5-1を採用した場合を挙げ、そうするとガブリエウが侵入してくるハーフスペースへも日本のインサイドハーフのアプローチが速くなると説明した。「3バックか4バックか、状況に応じて使い分ける戦術的な深みが、日本がもっと上に行くために必要」と述べた。

「選手たちは本当にチームのために戦っていた。感動したのは本当のこと。でも、感動したまま終わらせてはいけない。ここからが始まりだと思って、みんなで次の一歩を踏み出したい」

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