【ワールドカップ】セルジオ越後が選ぶサッカー日本代表26人「代表は部活動じゃない。活躍しているから守田と鈴木優を呼ぶ。シンプルな話だ」 (2ページ目)
【ワントップの軸は上田】
<FW>
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)、小川航基(NECナイメヘン)、前田大然(セルティック)、上田綺世(フェイエノールト)、町野修斗(ボルシアMG)
ワントップの軸は上田。アジア予選と違い、強豪との対戦が続くワールドカップでは前線で孤立する時間が長くなるし、ボールが来た時の負担も大きくなる。それでも最近の上田は体が強くなり、ヘディングも強い。替えの利かない選手になった。
前田はワントップというよりも左のウィングバックとしての選出。チームが疲れてきた苦しい時間帯に、あの運動量とスピードで相手ボールを2度追い、3度追いしてくれる彼がいれば、森保監督も助かるだろう。
そして鈴木優。これはもう完全に僕の好みだ(笑)。大事な場面でゴールを決めるのはもちろん、相手を背負ってボールを受け、そこからパスでチャンスも演出できる。ミスが少なく、守備もサボらない。気持ちを前面に出して、チームを引っ張る。そういうプレーをJリーグで見せ続けている。それなのに、なぜ代表に呼ばれないのか、不思議で仕方がない。
敵にも味方にも遠慮せずにモノを言う姿勢を嫌がる人がいるのはわかる。特に日本はそういう傾向が強いよね。でも、イメージが悪くても点を取る選手と、イエスマンで点を取らない選手と、どちらがチームのためになる? ジーコ、ドゥンガ、ストイコビッチ、日本代表ならラモス(瑠偉)、(田中マルクス)闘莉王......彼らも皆、口がすごかった(笑)。プロ、そして代表チームは実力の世界。学校の部活動じゃない。守田もそうだけど、鈴木優も活躍しているから呼ぶ。シンプルな話だ。
また、鹿島ファンの人なら覚えていると思うけど、鈴木優は2019年シーズンに上田と一緒に2トップを組んでいたことがあって、相性も悪くなかった。鈴木がサポートにまわり、上田が得点を重ねていた。代表でもそのホットラインを見てみたいね。
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著者プロフィール

セルジオ越後 (せるじお・えちご)
サッカー評論家。1945年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。17歳の時に名門コリンチャンスのテストに合格し、18歳の時にプロ契約を結び、MF、FWとして活躍した。「エラシコ」と呼ばれるフェイントを発案し、ブラジル代表の背番号10を背負った同僚のリベリーノに教えたことでも有名。1972年に日本リーグの藤和不動産(湘南ベルマーレの前身)から誘いを受け、27歳で来日。1978年から日本サッカー協会公認の「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、のべ60万人以上を指導した。H.C.日光アイスバックスのシニアディレクター。日本アンプティサッカー協会最高顧問。公式ホームページ【http://www.sergio-echigo.com】
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