サッカー日本代表入りにも期待! 欧州で活躍する20歳以下の日本人選手たち (3ページ目)
【コミュニケーション能力に優れるサイドアタッカー】
齋藤俊輔(20歳)/KVCウェステルロー(ベルギー1部)
1年前は当時所属していた水戸でも、U-20日本代表でも絶対的な主力ではなかった。昨年2月のU-20アジアカップではコンディションが整わず、出場機会は限定的。だがそこから目覚ましい成長を遂げ、ロサンゼルス五輪世代を代表するサイドアタッカーのひとりとなった。
転機になったのは、昨年6月のモーリスレベロトーナメントに選出されなかったことだ。3カ月後にU-20ワールドカップ開幕を控えていたなか、危機感を持った齋藤はそこから一気に評価を高めていく。機動力を生かした仕掛けと思い切りの良いシュートでゴールを重ね、水戸でレギュラーの座を獲得。同年7月にはJ2の月間MVPに選ばれ、U-20ワールドカップのメンバーにも選出された。
本大会ではゴールこそ奪えなかったが、エジプトとの第1戦、チリとの第2戦ではエリア内での仕掛けからPKを獲得するなど、チームの連勝に貢献。クラブに戻ってからも安定したパフォーマンスで、J2優勝とJ1初昇格の立役者となった。J2のベストイレブンにも選ばれた成長株は、大岩剛監督が率いるロス五輪世代のチームにも継続して招集されており、シーズン終了後には海外挑戦を決断。ベルギー1部のウェステルローに完全移籍を果たし、早速デビューを飾った。
サイドだけではなく、トップ下やインサイドハーフでもプレーできる技巧派は、ピッチ外では人なつこく、先輩に可愛がられるタイプでもある。コミュニケーション能力に優れ、言葉の壁も乗り越えられそうだ。プレースピードやフィジカル面は課題だが、異国の地で揉まれれば、ステップアップも見えてくるだろう。
(つづく)
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