サッカー日本代表のワールドカップの成績を識者が大予想 強豪オランダにも勝機あり (2ページ目)
前回のワールドカップでも、初戦でドイツに勝ちながら、続くコスタリカ戦で敗れているように、相手に守備を固められ、ボールを持たされる展開になると苦しくなる。実際、アジア最終予選を振り返っても、オーストラリアとサウジアラビアには4試合で1勝しかしていないのだ。
アフリカ予選を無失点で勝ち上がってきたチュニジアはもちろん、ヨーロッパ予選のプレーオフからいずれの国が入ってくるにしても、日本に対して現実的な戦いを挑んでくる可能性は高い。
まして、初戦でオランダに勝っているという前提で言えば、どんな戦いをすると日本の強みを引き出すことになってしまうかが、なお明確になっているはずだ。前回大会の二の舞になる危険性は、十分にある。
言い換えれば、もしオランダに敗れてしまうようなら、俄然、星勘定は苦しくなる。初戦は敗れたが、残り2試合に連勝して2位通過、というシナリオはどうも期待しにくい。
3位通過をあてにせず、2位以内に入ることを決勝トーナメント進出の条件とするならば、オランダとは最低でも引き分けて、勝ち点を手にする必要があるだろう。
強豪オランダにも勝機あり。だが4戦目から「死の組み合わせ」に
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
オランダ=○
チュニジア=○
ウクライナ・スウェーデン・ポーランド・アルバニア=△
グループFは、"最高ではないが、最低でもない"組み合わせになった。
第1ポットのなかでも強敵のスペイン、アルゼンチン、ブラジル、フランスは避けられたし、第3ポットのノルウェーも避けられた。第2ポットに入った影響は絶大と言える。ただ、ワールドカップで与しやすい相手はいない。実際、カタールワールドカップの日本はドイツ、スペインに勝利を挙げながら、コスタリカには敗れているのだ。
日本はこれから戦略を練り上げ、最大出力の戦術を選択し、勝利を目指すことになるが、"史上最強"の戦力だけに怖気づく必要はないだろう。
まず、ロナルド・クーマン監督率いるオランダは強豪だが、かつての威光はない。伝統を引き継いでボールをつなげるが、アタッキングサードに入ってからは思ったように攻め崩せない。スペインのペドリやラミン・ヤマルのような特級選手も不在で、攻撃は迫力に欠ける。また、クーマン監督は国内では選手時代の経歴もあって高評価を受けているが、国外では「つまらない」「横暴」と選手や関係者からの声は散々で、評価が分かれる指揮官だ。
2 / 3

