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サッカー日本代表と森保監督の価値観に変化を 遅すぎた代表招集・ジャーメイン良の爆発 (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

 ちなみにジャーメインをスタメンで起用するなら、組ませるべき1トップは山田だった。垣田をスタメンで起用するなら、シャドーには中村を置くべきだった。こちらのほうが定石。90分を通して試合を平均したペースで運べたのではないか。

 1トップ、センターフォワードは日本のアタッカー陣のなかで最大のウィークポイントだとの認識が森保監督にはない。スタメンを飾ることが多い上田綺世は、タイプ的には山田似だ。ラインの背後を突くことを得意にする。プレッシングを考えたとき浮上する前田大然はもちろん、前回インドネシア戦では活躍した町野修斗も、身体は大きいが、ゴール前でボールを受けながらクルッとターンすることができる選手ではない。

 前半45分でベンチに下げたということは、中国戦、韓国戦でも出場機会はありそうなムードだ。ともかく、ジャーメインのプレーを通して森保監督のサッカー観に少なからず変化が起きることに期待したい。

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著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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