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サッカー日本代表に佐野海舟が帰ってきた 佐野航大とカズ&ヤス以来32年ぶりの兄弟スタメンあるか (4ページ目)

  • 了戒美子●取材・文 text by Ryokai Yoshiko

【1993年の三浦泰年・知良以来】

 航大はその6週間、できることをやろうと思った。

「フィジカルが足りなかったので、ひたすら筋トレをしたり、足首を強化したり、頭(試合勘)が鈍らないようにサッカーを見たり、パソコン上で動体視力や反射神経を鍛えたり...」

 涙ぐましい努力をした甲斐もあって、復帰3戦目のRKCヴァールヴァイク戦では今季2ゴール目を挙げた。

 インサイドハーフからボランチにかけて、時にはサイドなど、航大はどこでもプレーすることができる。ただ、本人の第一希望はボランチで、ピッチで兄と横に並ぶ、もしくは近くでプレーする機会もあるのではないだろうか。

 冒頭の会話になった日、航大が「日本代表で兄弟ふたり同時に先発した選手はいるんですか?」と聞いてきた。その時は曖昧にやりとりを終えたが、後日調べてみると1993年10月15日に行なわれたワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦で、三浦泰年と三浦知良がともに先発出場を果たしている。

 日本代表で実に32年ぶりとなる「兄弟同時スタメン」はあるのか──。ふたりとも、まずはこの6月ラウンドで出場のチャンスをつかみたい。

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著者プロフィール

  • 了戒美子

    了戒美子 (りょうかい・よしこ)

    1975年生まれ、埼玉県出身。2001年サッカー取材を開始し、サッカーW杯は南アフリカ大会から、夏季五輪は北京大会から現地取材。現在はドイツを拠点に、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材中。著書『内田篤人 悲痛と希望の3144日』(講談社)。

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