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サッカー日本代表はまたもオールスターキャスト 目の前の試合への固執にこれだけの弊害 (2ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

【選手は欧州サッカーの一員として生活を送っている】

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日本代表メンバーを発表する森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクター photo by Fujita Masato日本代表メンバーを発表する森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクター photo by Fujita Masatoこの記事に関連する写真を見る 世界のサッカー界において、代表チームの活動はメインではない。Jリーグの試合にニュースバリューが著しく乏しい日本は、必然的に代表チーム中心になるが、世界はそうではない。W杯本大会に出場してくる各国の代表級の結集する欧州の場合はとりわけである。森保、山本両氏が今回に限らず発している言葉は、まさに非欧州的だ。

 欧州でプレーする日本人選手は、いまやそれなりに知名度のある選手だけでも100人に迫る。こうした時代にあって両者の欧州的感覚を著しく欠くドメスティックな言葉の数々を耳にすると、それこそが日本代表強化の足枷になっているのではないかと憂いたくなる。代表選手の大半を占める欧州組は普段、欧州サッカーの一員として選手生活を送る。そこに代表ウィークが近づくと、日本的な価値基準が迫ってくるという構図だ。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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