サッカー日本代表を進化させたドリブラーベスト5 「なぜ取られない」「緩急が独特すぎる」 (4ページ目)
2位 久保建英(レアル・ソシエダ)
久保のドリブルですごいのは、体が立っているので前傾姿勢にならない。いろんなことが見えながらドリブルができるところですね。彼のドリブルがなぜあれだけ取られないかというと、それに加えてタッチが細かく、ステップワークが速い。そこからクロスやシュートができる。
最終的な局面で何をするかの部分で、どうやって相手をかわして、どうやってシュートをするかというのがほぼ備わっていて、なおかつ判断もプレースピードも速い。
そのなかで一番すごいなと思うのは、ドリブルをしているそのままのステップでシュートモーションに入るところ。つまりシュートを打つために足を振り上げるといったモーションがないんですよ。
だから、ちょっとした隙や時間があればシュートが打てる。ただ、あれだけ小さな振りで、あれだけ強いシュートが打てるのは普通ではない。それにアイデアもあるし、視野もある。ちょっと他の選手とは備わっているものが違うなと感じる選手ですね。
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