日本代表が抱えるジレンマ 強くなったがゆえに世界で勝つための発想の転換が必要になってきた (3ページ目)
だが、世界的に見て、サッカーにおける五輪への関心度は極めて低い。日本ほど目の色を変えて五輪に向けた強化を行なっている国は、ごくわずかだろう。
だとすれば、これだけ多くの日本人選手がヨーロッパでプレーするようになった今、五輪を重要視しすぎる強化方針はそもそも無理があり、見直す時期にきているのかもしれない。
日本は間違いなく強くなった。この30年ではもちろんのこと、とりわけ直近の10年ほどで驚異的に状況が変わってきた印象だ。
しかしだからこそ、さまざまな発想の転換が必要になっているのではないだろうか。
それは決して日本協会だけでできることではなく、ファンやメディアの理解も不可欠である。
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