久保建英と比較されてきた、もうひとりの才能。清水MF松岡大起「自分には自分のよさ。負けたくない」 (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

---- 松岡選手はすでにJ1で90試合以上に出場していますが、まだゴールがありませんね。

「そこは気になっていますし、(ゴールの)チャンスは何回かあっても、やっぱりその数が少ない。チャンスをより多くすることがゴールにつながると思うので、まずはそういうシーンを増やすことがすごく重要だと思います」

---- 清水移籍後、J1で鳥栖とも3度対戦(1分け2敗)しました。松岡選手にとって鳥栖戦は特別な試合ですか。

「負けたくない相手ですし、自分がその試合で活躍して、日々成長しているなって感じ取ってもらう試合にしないといけない。それは毎試合、思っていることです。

 また、自分がそういった(鳥栖時代との)違いだったり、成長しているところを見せることで、(鳥栖の)サポーターのみなさんも少なからず応援してくれると思いますし、何より勝つことによって、いろんな意味で成長しているところを見てもらわないといけない。もっともっと勝利にこだわってやっていきたいと思っています」

◆松岡大起@後編はこちら>>飛び級で東京五輪、20歳でA代表入り。次なるステップはプレミアリーグ


【profile】
松岡大起(まつおか・だいき)
2001年6月1日生まれ、熊本県熊本市出身。サガン鳥栖のアカデミー出身で、2019年6月にクラブ初の高校3年生でトップ昇格を果たす。ルーキーイヤーから先発の座を掴んだのち、2021年8月に清水エスパルスへ完全移籍。日本代表ではU−17から各年代で呼ばれ、2019年のトゥーロン国際大会に参加するU−22には飛び級で招集された。2022年1月、20歳にしてA代表に初選出。ポジション=MF。身長170cm、体重65kg。

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