飛び級で東京五輪、20歳でA代表入り。松岡大起の次なるステップは「プレミアリーグで活躍したい」 (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

---- パリオリンピック出場は目標として意識していますか。

「そうですね。大きな目標のひとつです」

---- 大会や遠征を通じて感じた、U−21代表の雰囲気はどうですか。

「雰囲気はすごくいいですね。一人ひとりが高い意識を持って、プレーだけでなく、日々生活もしていると思います。コロナでコミュニケーションをとるのが難しいところもありますけど、一人ひとりが練習のなかでもそうですし、空いている時間を使ってしっかりコミュニケーションをとっています。互いに切磋琢磨し合える、いいグループだなって感じます」

---- 今年1月には、国内組だけでの編成とはいえ、A代表にも初選出されました。

「A代表は一人ひとりのレベルがより高いと感じましたし、意識も高かった。そのなかで実際にやって、経験して、知れたことがあったので、すごくいい合宿でした。

 欲を言えば、最後の試合(中止になったウズベキスタンとの親善試合)はやりたかったなっていうのはありましたけど、それでもA代表の選手はどういう準備をし、どういうプレーをしているのかっていうことを短い合宿のなかでも感じられたので、そこはすごくよかったと思います」

---- A代表に一度選ばれたことで、そこがより具体的な目標になりましたか。

「実際に行ってみると、自分が何をすべきなのかがより明確になっていくっていうのはありました。ただ、それだけに自分がその後にケガをしてしまったのは、すごくもったいなかったなって思います」

---- 松岡選手の地元である熊本でも、A代表は2009年にアジアカップ予選を戦っています。当時の記憶はありますか。

「その試合を見に行ったのかどうか、記憶はないのですが、大分であった時とか、小さい頃に日本代表の試合を見に行ったことは何度かあります」

---- 印象に残っている試合はありますか。

「小学生だったので、正直、試合の記憶はあまりないです(苦笑)。でも、選手のことはよく覚えていて、自分は中村俊輔選手をよく見ていましたし、背番号10の入ったユニフォームを来て応援していたことはよく覚えています」

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