伊東純也「点を獲るキャラじゃなかったんですけど」。ゴールを量産している秘訣を聞いた
伊東純也(ゲンク)インタビュー@後編
ベルギーでの長いシーズンを終えたのも束の間、伊東純也は帰国の便に飛び乗った。6月に日本で4試合行なわれる日本代表マッチに出場するためだ。
カタールW杯まで、あと5カ月半----。森保ジャパンの強化に残された日は多くない。日本代表に欠かせぬ存在となった伊東に、過去のワールドカップの思い出、アジア最終予選の振り返り、そして本大会に向けての想いを聞いた。
◆伊東純也インタビュー@前編はこちら>>「骨折していても気づかずプレーしていた」
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伊東純也はカタールW杯に向けてどんな心境でいるのかこの記事に関連する写真を見る---- インタビュー前編で伊東選手は「2010年南アフリカW杯で本田圭佑選手の決めたFK弾が印象的」と話していました。2014年ブラジル大会や2018年ロシア大会で印象に残っていることは?
「特に覚えているのは、ロシア大会でのベルギー戦。乾貴士選手(当時ベティス/現セレッソ大阪)のゴールが決まって日本が2−0とリードした時は、正直『勝った!』と思いました」
---- ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(現モロッコ代表監督)が指揮を執っていた2017年12月、伊東選手は日本代表に初めて呼ばれました。その半年後のロシア大会出場は目標にしていましたか?
「正直、ロシア大会のメンバーに自分が選ばれるとは思ってなかったので、そんなにガッカリしませんでした。『次の大会に行ければいい』みたいな感じでしたね」
---- 代表に初招集される前は、「そろそろ自分も呼ばれたいな」と思っていました?
「いや、けっこうみんな"海外組"から呼ばれていたんで、自分が選ばれそうだとは思っていませんでした(当時の伊東は柏レイソル所属)」
---- 代表に入るためにもヨーロッパに行ってプレーしたい、という気持ちは?
「ありましたね。それはけっこう大きい」
---- ヨーロッパのクラブへの移籍を意識したのはいつごろですか?
「初めて代表に入った時くらいですね。(伊東の日本代表デビューとなった)EAFF E-1サッカー選手権は"国内組"だったんです」
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