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鎌田大地の傑出した力を引き出すには? 日本代表は4-3-3ありきでいいのか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 岸本勉●撮影 photo by Kishimoto Tsutomu

 森保監督はシステムを変えてでも、鎌田の攻撃力を最大限に引き出すオプションを用意すべきだろう。何もかも、4-3-3に当てはめるべきではない。そもそも本気でベスト8を狙うなら、「2チーム」用意できないと勝ち残れない。ベスト16に進んだ南アフリカW杯、ロシアW杯では、グループリーグで1試合はチームのメンバーを半数以上入れ替えた。東京五輪ではグループリーグをほぼ同じメンバーで戦い、決勝トーナメントに入っての消耗は痛々しかった。

 選手のキャラクターや力量から逆算し、鎌田を生かすベスト布陣を創出できないか。逆に言えば、それほどまでに今の彼は傑出している。

 6日のブラジル戦では、先発は半数が入れ替えになるだろう。パラグアイ戦で90分間プレーした鎌田は控えスタートになる可能性が高い。劣勢が予想されるが、後半のジョーカーで「鎌田トップ下」はどうか。試す価値はあるだろう。

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