日本代表の招集メンバーはマイナーチェンジ。選ばれないのが不思議なオススメの選手4人
日本サッカー協会は9月28日、カタールW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(10月7日)、オーストラリア戦(10月12日)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。メンバーに初招集はなし。前回(オマーン戦、中国戦)から小幅な変更にとどまった。
だが、代表にふさわしい選手、選ばれてもしかるべき選手は他にもいる。スポーツライター4人が候補として推薦する以下の選手たちは、今回も招集されることはなかった。
鈴木優磨(シント・トロイデン)
杉山茂樹(スポーツライター)
大迫勇也、酒井宏樹、長友佑都。日本代表でスタメンを張るベテラン選手3人が帰国。Jリーグでプレーしているが、パフォーマンスを見ると全盛期より落ちている印象を受ける。それはそのまま補強ポイントに見えるが、中でも一番、代えがきかなさそうな選手は大迫だろう。
先のオマーン戦、中国戦で、大迫は先発フル出場を果たしている。中国戦では、故障の南野拓実に代わってオナイウ阿道を追加招集したにもかかわらず、森保監督は大迫を使い続けた。けっして好調そうではないベテランのCFが、2試合続けて、しかもタイムアップの笛を聞くまでピッチに立ち続ける姿に、日本の苦しい現状が露呈していた。
南野、鎌田大地はCFタイプではない。あくまでも1トップ下の候補だ。大迫以外のCF候補は、現状ではオナイウ阿道ぐらいしか見当たらない。古橋亨梧をトップで使うという手もあるが、ポストプレーを得意とするタイプのほうが、日本の現状には適しているように見える。
そこで浮上するのが、ベルギーリーグのシント・トロイデンに所属する鈴木優磨だ。昨季はチーム1の17ゴールをマーク。だが、それ以上に特筆すべきは、チームで断トツ1位の出場時間になる。2857分という出場時間は、交代の対象になりやすいCFにしては驚くべき数字になる。ベンチの信頼度がうかがい知れる。
プレミアリーグ移籍説も浮上している鈴木優磨(シント・トロイデン)だが、今回も招集はなかったこの記事に関連する写真を見る 現在25歳ながら、代表歴はない。森保一監督は2018年11月の親善試合(ベネズエラ、キルギス戦)で1度、招集したことがあるが、この時は、鹿島アントラーズの一員として出場したACLで負ったケガのため辞退している。以降、3年近く経っているが、一度もお呼びがかかっていない。森保監督のお眼鏡に適っていないということなのか。不自然、不可解だ。
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