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メキシコ戦は「久保建英トップ、旗手怜央トップ下...」。スペインの名指導者から日本への提案 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by JMPA

◆スペインの名指導者が推す東京五輪でカギを握る7人。「U-24世代では1、2を争う逸材」と絶賛した選手は?

 スペインの選手たちは、勝負どころだと感じていただろう。そして115分、直前にもチャンスを作っていたオヤルサバルは、右サイドのスローインを積極的に呼び込むと、ひとりで複数のディフェンスをすり抜け、エリア内のマルコ・アセンシオにパス。交代出場のアセンシオは、鋭気十分で、得意の左足で巻くシュートをファーに決めた。

 失点シーン、日本は数的有利だったが、ゴールを防げていない。一瞬だが、ボールを追っていた。そしてポジション的不利に立っていたのだ」

 エチャリはポジショナルプレーを提唱したひとりとして、日本の失点シーンを振り返った。そして最後に3位決定戦に向けて、日本に前線の組み合わせを提案している。

「日本はすばらしい戦いをした。忘れてはならないのは、スペインはユーロ2020ベスト4の主力6人を擁していた点だ。その相手に、攻守一体でよく戦った。

 個人的な提案をするなら、久保に攻撃の自由を与える布陣だ。

 久保を1トップに、旗手をトップ下、右に堂安、左に相馬。久保は自らの判断で、パスコースを断ち切るプレスもでき、下がりすぎずにゴールチャンスも待てる。旗手はバックラインの前でのプレーの質が高く、いいコンビになるのではないか。堂安、相馬との連係も、相性のよさを感じるのだ」

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