サッカー東京五輪代表メンバーを識者が大予想。18人はこうなる! (5ページ目)

  • photo by Sano Miki

メダル獲得を優先し、様々な戦い方を考慮

浅田真樹(スポーツライター)

3バックとの併用も考え、後ろの選手を厚めにしたメンバー構成3バックとの併用も考え、後ろの選手を厚めにしたメンバー構成(FW)大迫勇也(OA)
(MF)三笘薫、久保建英、堂安律
(MF)遠藤航(OA)、田中碧
(DF)旗手怜央、冨安健洋、吉田麻也(OA)、菅原由勢
(GK)大迫敬介
サブメンバー
(GK)谷晃生
(DF)中山雄太、板倉滉、田中駿汰
(MF)相馬勇紀、渡辺皓太
(FW)前田大然

 あくまでメダル獲得が何よりも優先されるのか。A代表の戦力底上げにもある程度重点を置くのか。選手選考も考え方次第で変わってくるが、前者を前提にメンバーを選んだ。

 OAは当然使う。U-24世代の選手だけでは決め手に欠ける、CB、ボランチ、CFに吉田麻也、遠藤航、大迫勇也を加えた。A代表も含め、吉田、大迫への依存度が高すぎる現状は喜ばしいものではないが、何が何でも勝ちたいなら、経験と合わせてやはり必要な戦力だ。

 鎌田大地、あるいは南野拓実をOAで入れるのもあり。久保建英と堂安律はどちらかに絞るほうがバランスはよさそうだが、U-24世代のほかのポジションの戦力と、OA枠は3枚しかないことを考え、この11人の組み合わせとした。

 また、メダル獲得のために18人で6試合を戦わなければならない五輪は、控えメンバー選びがさらに難しい。

 まず、GKの控えとして谷晃生、CFの控えとしてもジョーカーにもなりうる前田大然、中盤ならどこでもこなせる渡辺皓太の3人を加えた。

 あとの4人は、どんな戦い方をするかのイメージと、そのための組み合わせ次第。ボランチから後ろのポジションを複数こなせるという点から、中山雄太、板倉滉、田中駿汰、橋岡大樹、岩田智輝のうち3人を、2列目のオプションとして相馬勇紀、三好康児のうち1人を、という考え方で選んだ。3バックとの併用も考え、後ろの選手の人数を厚めにしている。

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