2020.10.12

日本代表、オール国内組なら誰を呼ぶ? ウィズコロナの強化策を考える

  • 後藤健生●文 text by Goto Takeo
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

日本代表全員の現状を5段階評価>>

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって中断していた、日本代表の活動がようやく再開。日本代表はオランダのユトレヒトでカメルーン代表と対戦。次はコートジボワール代表と対戦することになったが、招集されたメンバーは全員がいわゆる「海外組」だった。

三笘薫らJリーグで活躍する新戦力にも、代表活動の機会をつくりたいところ 数年前までは、海外で活躍する日本人選手としてはMFやFWが多く、GKやDFは「国内組」が多かった。だが、今ではあらゆるポジションで日本人が活躍している。"守備の国"として知られるイタリアのセリエAでも、日本人DFが高く評価されるような時代になったのだ。

 したがって、「海外組」だけの日本代表にもまったく違和感はないのだが、同時にJリーグでプレーしている代表クラスの選手たちの、代表への意識が下がってしまうのではないか。ちょっと心配だ。

 今シーズンは、Jリーグが超過密日程になって5人交代制が採用されたことで、若い選手たちの活躍の機会が増えた。とくに、多くの若手GKがJリーグでプレーしているのは心強い。また、首位を独走中の川崎フロンターレでエースとして活躍する三笘薫など大学卒新人の"当たり年"でもあった。

 そうした、「新戦力」にも代表での活躍の舞台を与え、日本代表の「根本的なコンセプト」を理解しておいてほしいものだ。

 2021年には東京オリンピックが開催されるが、オリンピック代表の半数程度は「国内組」によって占められることになるだろう。そのためにも、「国内組」にも代表でのプレーを経験させておきたい。

 現在、ヨーロッパで活躍している選手は日本へ入国しての活動が難しく、日本で活躍する選手たちがヨーロッパに出向くことも難しい。そうした状況を考えれば、「国内組」だけによる日本代表を招集して準備をしておくしかないだろう。