2002年、日本のサッカーW杯初勝利の試合の視聴率を覚えていますか? (2ページ目)
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日本は本当にW杯で勝てるのか? ホスト国に課せられるノルマはグループリーグ突破。それまでの開催国はいずれもそのノルマを果たしてきた。のちに10年大会で南アフリカがその歴史に終止符を打ったわけだが、その時は日本がホスト国のグループリーグ敗退第1号として、W杯の歴史に刻まれてしまうのではないかという不安が、日本サッカー界全体に蔓延していた。
そういう意味で、2002年日韓大会で日本がW杯初勝利を収めたロシア戦は、日本サッカー界にとって大きな意味を持つ。あの1勝がなければ、おそらくその後の日本サッカーは現在とは違った道を歩んだに違いない。
日本にはホスト国のアドバンテージがあった。グループHで日本と同居したのは、ベルギー、ロシア、チュニジアの3カ国。過去のW杯優勝国がすべて名をつらねた日韓大会において、ベスト8を狙えそうなチームがひとつもないこのグループは、ポルトガル、ポーランド、アメリカと同居した韓国のグループDよりも恵まれていた。
ただし、開幕前のトルシエジャパンの力からすると、グループ突破の可能性はよくて五分五分。W杯初勝利というハードルを越えられるかどうかも微妙な状況だった。実際、初戦のベルギー戦では、逆転後に同点に追いつかれる嫌な展開で2-2のドローに終わり、手にしかけた初勝利を逃している。
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