東京五輪まで1年。なでしこが
W杯での敗戦から学ぶべきこと (4ページ目)
たしかに、なでしこたちにもゴールへの執念、最後に体を投げ出す粘りと闘志があった。しかし、頂に立つにはそのすべてに"世界レベル以上"が求められる。今大会での日本代表には、そこまでに至っていなかったと言わざるを得ない。
東京五輪まであと1年。この先、なでしこジャパンに求められるのは"強さ"だろう。W杯をただの経験で終わらせてはいけない。勝たなくてはいけないプレッシャーと、ケガが多いなかでの戦いに難しさを認めながらも「日本のサッカーで、世界に挑んでいけるという想いもある」と、指揮官は語った。
この大会を受けて、高倉監督が今後どのように舵取りをしていくのか――。なでしこジャパンの行く末を左右する判断になることは間違いない。
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