森保Jの注目は香川真司。
ミステリアスなのは31歳ベテランの選出だ (3ページ目)
一方、アジアカップでサブに甘んじながら、今回、再度選ばれた選手は、三浦弦太(ガンバ大阪)、室屋成(FC東京)、佐々木翔(サンフレッチェ広島)、乾貴士(アラベス)、そしてGKのシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)の5人になる。
たとえば、実績のある乾が、森保采配に不満を抱いていても不思議はない。今回、そうした選手に森保監督はどれほど出場機会を与えるだろうか。呼んでおきながら使わない。これを繰り返すと選手は腐る。チームのムードは悪くなる。
過去に代表に選ばれた経験はあるが、森保ジャパンでは初という選手は、中村航輔(柏レイソル)、西大伍(ヴィッセル神戸)、香川真司(ベシクタシュ)、小林祐希(ヘーレンフェーン)、山口蛍(ヴィッセル神戸)、昌子源(トゥールーズ)、宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)になる。このグループは実力者揃いだ。
このなかで一番の注目は、間もなく30歳を迎える香川だ。カタールW杯開催時には33歳。高年齢の選手が代表に選ばれる場合は、ロシアW杯に出場した長谷部誠のように、プラスアルファの魅力が不可欠になる。香川はどうだろうか。外せない選手と認定されるのか否か。
今季のドルトムントでは監督からまったく評価されていなかった香川だが、ロシアW杯でのプレーは上々だった。これまで代表選手として披露したプレーのなかで一番と言いたくなるほど、協調性に富む機能的なプレーをした。それと、西野ジャパンの好成績とは密接な関係があった。そのイメージはいまだ健在なのか。あの時に限った偶然の産物なのか。今回、真っ先に確認したい事項になる。
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