森保Jの注目は香川真司。
ミステリアスなのは31歳ベテランの選出だ (2ページ目)
察するに、再度呼ばれた4人は、森保一監督が今後しばらく中心として起用していきたい選手なのだろう。さらに、ケガのためにアジアカップを回避した中島翔哉(アル・ドゥハイル)もここに属する選手になる。
では他の7人はどうなのか。次回、あるいは次々回、全員復帰するだろうか。年齢的に疑問符が付くのは長友だ。復帰が確実視される選手を順に並べれば、大迫、遠藤、酒井、吉田、原口、権田、長友となる。
今回、外れた選手にさらに目を凝らしてみたい。北川航也(清水エスパルス)、武藤嘉紀(ニューカッスル)、塩谷司(アル・アイン)、伊東純也(ゲンク)、槙野智章(浦和レッズ)、青山敏弘(サンフレッチェ広島)。年齢的に見て将来がありそうなのに外れた選手は北川と伊東だ。アジアカップで出場機会をそれなりに与えられながら、パッとしなかった北川はJリーグで立て直しを図れということか。
では、伊東はどうなのだろう。堂安にはない縦への突破力が魅力。アジアカップでも堂安のプレーが特段、冴えていたわけでもないのに、出場機会はろくに与えられなかった。森保評は高くないと考えるのが自然だ。
武藤も北川同様、アジアカップでパッとしなかった。北川より年齢がいっているので、そのぶん大化けする可能性も低い。森保監督が選択肢を他に求めたくなる気持ちは理解できる。
アジアカップで貴重な戦力として重宝がられた塩谷、槙野そして青山は、いずれも30歳超だ。次回があるかどうか、微妙なラインにある。3人とも森保監督とはサンフレッチェ広島時代、監督と選手の関係にあったが、代表では立ち上げ期間限定の関係に終わるのではないか。
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