2019.01.22

森保Jの失態。ブラジルではなく、
サウジ相手にこの苦戦は結構マズい

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki


日本はサウジアラビア相手に防戦一方だった 苦戦のなかには、引いた相手を崩せないのとは対照的に、まったく攻めることができないパターンもある。「何もさせてもらえない」という表現があるが、相手の攻撃をはね返すのが精一杯で、攻めに転じることができなくなるケースだ。

 このパターンが前者と異なるのは、相手の実力がかなり上のチームとの対戦において、起こりやすいということ。つまり、日本がワールドカップのベスト8を目指すならば、克服しなければならない種類の苦戦である。日本は過去にブラジルやフランスを相手に、この種の試合を強いられた経験があるが、サウジアラビア相手にこれではマズい。

 公式記録によれば、この試合のサウジアラビアのボールポゼッション率は76.3%。後半だけなら80%を超えている。これほどの”異常値”を見てしまうと、相手にボールを持たせて、うまく守ったという表現をしようにも、いささか説得力に欠ける。

 試合を見ていて、失点しそうな気配を感じなかったのは確かだが、それは相手の拙攻に助けられた感が強い。ブラジルやフランスにここまでボールを保持され、攻め続けられたら、まず持ちこたえられまい。