2018.11.29

スペインの目利きが気になった
「日本代表の新戦力」13人を分析

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Fujita Masato

DF

酒井宏樹 ベネズエラ戦にフル出場酒井宏樹(マルセイユ)
「ベネズエラ戦は、セットプレーから中島翔哉のクロスをボレーで合わせている。相手GKのミスもあったが、身体能力の高さを示した。ロシアW杯前から不動の存在で、この日も右サイドで強度を与えている。ただし終盤、不用意に体を入れようとしてファウルとなり、PKを与えたシーンは反省材料か」

吉田麻也 ベネズエラ戦にフル出場。キルギス戦は後半16分から出場吉田麻也(サウサンプトン)
「ベネズエラ戦は先発。そこまで多くの仕事があったわけではないが、存在感を示した。前半、相手のクリアをインターセプトし、迅速に中島につけたシーンは出色だった。キルギス戦も後半途中出場し、チームに落ち着きを与えていた」

MF

遠藤航 ベネズエラ戦にフル出場遠藤航(シント・トロイデン)
「ベネズエラ戦は柴崎岳と連係。取り上げたいプレーが終盤にあった。セカンドボールを拾い、シュートまでいったシーンだ。攻撃しているとき、その背後のスペースをイメージすることができていた」

柴崎岳 ベネズエラ戦にフル出場。キルギス戦は後半14分から出場柴崎岳(ヘタフェ)
「先発したベネズエラ戦は、前半、あまり目立たなかった。ただし遠藤とのポジション的な補完関係はできていた。後半はカウンターのシーンで、高いクオリティのパスがあった」

守田英正 キルギス戦にフル出場守田英正(川崎フロンターレ)
「キルギス戦で三竿健斗(鹿島アントラーズ)と補完関係を作り、前線の選手たちとの連係もよかった。3点目につながる縦パスにセンスが見えた」

中島翔哉 ベネズエラ戦に先発し後半23分に交代。キルギス戦は後半27分から出場中島翔哉(ポルティモネンセ)
「ベネズエラ戦で、ゴールに向かう積極性を見せている。シュートへの意識が高く、常に深く侵入する姿勢で脅威になっていた。ボールキープにも優れ、起点にもなった。ただ、大迫から受けたパスでGKと1対1になったシーンは決められたか。キルギス戦では交代で出場直後、ゴールを叩き込んでいる。シュートへの積極性が結実した形だ」