堂安律の活躍に刺激をもらった立田悠悟。「A代表も狙っています」 (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki, AFLO

―― サイドバックとしてプレーするにあたって参考にした選手は?

立田 最初のころは昨年のエスパルスの試合を見たりして、(鎌田)翔雅くんのプレーを参考にしていたんですけど、途中で「これはマネできないな」と気づいて、自分なりにやろうと思って。自分らしさという点では、守備での貢献はもちろん、高さは生かせると思ったし、つなぎでも貢献できるかなって。他の人にしかできないこともあるけど、自分にしかできないことに目を向けようって。

―― 先ほど話していた、中央に絞ってセンターバック的なプレーをするのは、まさに立田選手らしい部分ですね。自主練に関しては、昨年、アジリティを高めるトレーニングを積んだり、可動域を広げるためにヨガを取り入れたりしたそうですが、今年はどんな取り組みをしているんですか?

立田 今年はクロスを自主練で取り組んでいて、ヘディングやアジリティは昨年から引き続きやっています。とくにアジリティの部分は、もっと伸ばさなきゃいけないと思っていて。自分のように大きな選手がステップを踏めて、スピードもあれば、すごく強みになるし、世界に出たら、それが当たり前なので。やることはたくさんあります。

―― あと、ロシア・ワールドカップは観ました?

立田 もちろん観ました。

―― 日本代表の戦いを、どう感じました?

立田 刺激を受けましたし、CBのポジションでは吉田(麻也)選手、昌子(源)選手がとにかくすごくて。もう本当に、すごい、としか思えなかったです。

―― コロンビアのラダメル・ファルカオやベルギーのロメル・ルカクと互角にやり合っていました。

立田 あれを普通にやれるのは、本当にすごいと思いました。でも、世界には自分と同い年で活躍している選手がたくさんいる。ワールドカップを観て「すごい」と思っているようでは甘いなって、今は思います。

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