「3バックアレルギー」がある日本代表。森保スタイルは浸透するか (4ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 新監督の"代名詞"、3-4-2-1は日本代表にどこまで浸透するのだろうか。仮にうまくいかなったとして、森保監督はどこまでこだわり続けるのだろうか。

 本人は「システムにこだわっているわけではない」と言い、実際、先のアジア大会でも、4-4-2や4-2-3-1も採用している。だが、それはあくまでも緊急事態のオプションという位置づけにすぎなかった。

 10月の親善試合以降、経験のある海外組が加わってくるとすれば、決して世界的に主流とは言えないシステムに、チーム内に起きるアレルギー反応はますます強くなるかもしれない。それまでに、現状の国内組+若手海外組で「こういうサッカーを目指している」というサンプルになりうるような内容の試合ができれば、手っ取り早く説得力が増すのだが......。

 森保監督の手腕とこだわりに注目である。

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