露呈した限界。「乾、香川からのアドリブ」が西野ジャパンの戦術だった (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 今の日本代表は短期間で驚くほど急速に進歩した一方で、所詮短期間でできることには限界があることを示したとも言える。1、2戦目の内容がよかったために勘違いしそうになるが、わずかな準備期間で、そんなにすべてのことがうまくいくはずはない。

 それを考えれば、「0-1で負けて上がれるのはラッキー」(FW大迫勇也)。主力の多くを休ませ、それでもグループリーグ突破を果たせたことは、3戦目で起こりうる結果のなかで最良に近いものだったのではないだろうか。

◆杉山氏は西野采配を支持。ベスト8進出の可能性は過去2回より高い>>

◆前回王者ドイツ敗退の深層。傲慢だったレーヴ監督の「理想主義」>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る