本田圭佑に追い風ピュー。日本代表27人から削られる4人は誰か? (4ページ目)
本田、香川、岡崎の中で、本田の次に優位な立場にいるのは岡崎だ。ライバルの小林悠が27人の枠から外れたのは発表当日だそうで、ケガで治療に2週間ほど必要になったとチーム(川崎F)から連絡が入ったためだと西野監督は語った。岡崎の魅力と選考した理由について、西野監督はとうとうと語ったが、メンバー入りした理由は、小林のケガと考えるのが自然だ。
小林は、川崎FではCFと右ウイングの2役をこなしている。つまり、彼のケガも本田には追い風になっている。
しかし本来、小林の代役を探すなら、これまでの実績を踏まえれば杉本健勇だろう。ハリル時代にはコンスタントに選ばれていたし、それなりに出場し、まずまずのプレーを見せていた。
今回、最も驚かされたのは杉本の落選だろう。西野監督の"好み"を垣間見た瞬間だ。相性が悪かったと言うしかない。その代わりに27人の枠内に飛び込んだのが武藤。まだ当選確実というわけではないが、彼の場合は監督との相性がよかったと言うべきだろう。
監督の好みの話をすれば、西野監督のイチオシは今野だった。35人の予備登録メンバー決定後、ケガで参加が困難になり、対象から外れたとのことだが、西野監督はいかにも残念そうな顔で、その経緯について語った。
青山の抜擢は、その今野の欠場と関係するものと思われる。今野(35歳)と青山(32歳)、そして長谷部(34歳)の3人を、守備的MFとして最初から同時に選ぶことはさすがにできないのだ。
小林と今野をプレー不能な選手とすれば、出場可能な予備登録選手は33人になる。今回の発表されたメンバーが27人なので、可能性が残されている選手は、他に6人いる計算になる。
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