2018.05.14

杉山・浅田両氏が西野ジャパンを
熱烈選考。「大島僚太中心の代表に」

  • text by Sportiva photo by Fujita Masato

杉山 特にストライカーは旬なほうがいい。実力的にはみんな遜色がないから、いま当たっている選手を出したほうがいい。最後の1枠ぐらいは、そのときのJリーグの得点王でいいぐらいです。海外でプレーする選手は、(リーグの)レベルが高いこともあって、それほど点を獲れてはいない。ストライカーというのはノリが大切で、いまの時点でガンガン点を獲っているFWを入れたほうがいいんです。興梠も小林も金崎夢生(鹿島)も、若いとはいえないところが、微妙といえば微妙なんだけど。

浅田 いまJリーグで若くして点を獲っているというと、金子翔太(清水)とか。わりとバネがあって、日本的なサッカーというような言い方をするのだったら、いいかもしれない。

杉山 確かに小さくて、世界の人はビックリしちゃうかも。90分はもたないけど、交代で出てくるのはいいかもしれないね。あとは鈴木優磨(鹿島)。多少ゴリゴリ系の選手だけど、サイドもできれば真ん中もできる、日本人選手には珍しい多機能的な幅がある。

浅田 サッカー協会の田島幸三会長はハリルホジッチ解任の会見で、「W杯で勝つ可能性を2パーセントでも3パーセントでも上げるために」と言っていたでしょう。もしかしたら単純に今回の大会で2パーセント上げるんだったら、本田、岡崎、香川真司(ドルトムント)、長谷部、長友、川島と、みんな使ったほうがいいのかもしれない。でも、長い目で見たらそれは絶対いいことじゃない。

杉山 まさに長い目で見ると、日本はいい選手の発生率が下がっていて、右肩上がりとはとても言えない状況です。ベスト8なんて奇跡だというところまで来てしまっている。そのときに必要なコンセプトは、次に落ち込まないということ。だからロシアは捨てろとは言わないけど、多少の見込み違いはあっても若手をガンガンと使ってリニューアルしていかないと、ジリ貧になってしまう。

浅田 日本代表が”古き良き時代”に逆戻りするのだけはやめてほしいと思います。

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