杉山・浅田両氏が西野ジャパンを熱烈選考。「大島僚太中心の代表に」 (2ページ目)

  • text by Sportiva photo by Fujita Masato

 3月のマリ戦にも出て、またケガをしていたけど、僕の見立てだと、大島も無理してハリルホジッチに合わせようとするから、すぐ前にパスを出したりして、彼本来の"味"は出てなかった。まだ代表で大島がその真髄を見せたことはないんです。でも、うまいことは確かなので、長谷部か大島かという選択はちょっと違うと思うけど、長谷部を下げるという意味において、もう1人誰を加えるかというのだったら、大島じゃないか。

浅田 僕ももちろん長谷部の代役として大島を、という話ではないです。もう大島を中心にして、あとは誰を配すかという考え方をしていいと思います。

杉山 あとは三竿健斗(鹿島)がいいと思います。Jリーグのなかで三竿はこの1年で一番伸びた選手。背も高いし、センターバックの経験もあるからそういう能力もある。三竿と長谷部は、雰囲気的に若干かぶるんです。でも、操作能力は三竿のほうが高いし、同じ能力だったら若いほうを出しておけということもあります。大島と三竿の組み合わせはあると思います。

浅田 キーパーだってもう中村航輔(柏)でいいと思いますよ。4年後は"アラフォー"の川島永嗣(メス)にこだわる理由はない気がします。ディフェンスでは遠藤航(浦和)もいいと思っています。ちょっと危ういところはいっぱいあるけど、縦に入れるセンスは、やはりJリーグではいいと思う。

杉山 彼はどこでやるのかという問題があるね。サイドバックなのか、ディフェンシブハーフなのか、センターバックなのか、適性がまだ見えない。逆に言えば、どこでもできるので1枚入れておけばいいという話ではあるけれども。

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