本田圭佑が語っていたハリル流との「相性の悪さ」。23人に残るのか
マリ戦、ウクライナ戦を経て、本田圭佑に対して厳しい評価が急増している。
W杯アジア最終予選の前半まではハリルホジッチに重用されたが、2017年に入ると先発を外れることが多くなり、本大会出場を決めた後の10月、11月の親善試合には招集すらされなかった。ところが、移籍先のパチューカ(メキシコ)でコンスタントに出場機会を得て、得点も増えているという好調ぶりが伝わると、一転して本田待望論も巻き起こったいた。
そうして迎えたベルギー遠征だが、限りなくラストに近いと思われる今回のチャンスでアピールに失敗。本田の本大会メンバー入りは微妙だというのが大方の論調だろう。
ウクライナ戦で先発、64分までプレーした本田圭佑 そもそも"縦に速いサッカー"というハリルホジッチの理想と本田のプレースタイルは本来、相性がよくないはずだ。起点となる技術や感覚、得点力を持っている一方、アジリティや走力に欠けるのが本田の特徴だ。現在のように右のアタッカーで起用されても、攻撃をテンポアップさせることは難しい。ワントップに置いて起点にすることも考えられるが、ロングボールを入れるような攻撃には向かない。
マリ戦を前に、本田はハリルホジッチが求める、裏に抜けるサイドアタッカーとしてのプレーが「苦手だ」と語っていた。
「もともと得意なプレーじゃないですよね。でも、監督はチームとして取り組んでいきたい戦術なんですよね。もちろん意図はわかるし、それが結果、怖さになるというイメージも、裏への飛び出しだと思うんですけど、大事なのはやはり絵の描き方。大事なのは本数より質なので、特に僕みたいにそういうのを得意としてない選手は、質がなにより大事になる。
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