2017.12.08

ハリルJ「初召集の24歳」に注目。
パンチ力ある右ウィングがいた!

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

 E-1東アジア選手権に臨む日本代表。選ばれた選手はすべて国内組だ。

 海外組を中心に構成されるA代表に満足できるなら、さして重要な意味を持たない大会ということになるが、現状はそうではない。現在のメンバーにこれ以上の期待は寄せられない。新たな選手をどれほど取り込むことができるか。誰を加えたらA代表の総合力は上昇するか。これが日本の浮沈のカギを握るポイントになるはずなので、この大会にはスカウト目線で向き合う必要がある。

日本代表に初召集された伊東純也(柏レイソル)は神奈川県出身の24歳 A代表のみならず、日本サッカー界全体を見渡したとき、層の薄さを痛感するのは右ウィングだ。4-2-3-1の3の右。4-3-「3」なら「3」の右。現在ポジションを争っているのは久保裕也と浅野拓磨。先のブラジル戦、ベルギー戦でも、この2人が均等に出場した。

 しかし、どちらも光る何かを発揮することはできなかった。少なくとも、原口元気と乾貴士が競り合う左に比べて見劣りした。その背後で控える右サイドバック(酒井宏樹)のサポートが、左(長友佑都)より見込めないことも関係がある。プレーが単独になりがちなところも評価を下げる原因である。だがそれ以前に、久保と浅野は右ウィングというポジションに相応しい雰囲気に欠ける。適性を感じさせないのだ。