2017.09.16

ハリルの選手起用で考える、
守備的MFは永遠に「長谷部頼み」なのか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

ポジション別ハリルジャパンの優先順位(2)

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●SB編

起用された選手=酒井宏樹、長友佑都、酒井高徳、藤春光輝、太田宏介、内田篤人、遠藤航、米倉恒貴、丹羽大輝、槙野智章

招集されたが出場機会のなかった選手=宇賀神友弥

 解せないのは内田だ。2015年3月、もともと右膝に不安を抱えていた内田は、ブンデスリーガで後に大手術をすることになる右膝のケガに見舞われながら、その直後に行なわれたハリルジャパンの初戦と第2戦に出場した。いったいこれはどういうことか。適切な判断だったのか。傷を深くしたのではないか。あれから2年半が経過。内田はブンデスリーガ2部でようやく再スタートを切ったが、どのレベルまで回復できるのか。日本代表にとって、内田の戦線離脱ほど痛いものはない。

ハリルジャパンの中心として守備的MFで起用され続けてきた長谷部誠 アギーレジャパンが出場した2015年のアジアカップに、スタメン出場を飾ったのは長友と酒井高だった。従来の内田のポジションには酒井高が入った。その後、ハリルホジッチが監督に就任すると争いは激化。従来から出場機会のあった酒井宏に加え、太田、藤春、米倉、丹羽などが、左右のSBに起用された。