鮫島、中島でエース封じ。
なでしこがオランダに3カ月前のリベンジ (2ページ目)
中島が退いた直後の71分、この日ファンデサンデンに許した唯一のクロスは中でマルテンスにピタリと合ってしまったが、ここは守護神・山下杏也加(日テレ・ベレーザ)のセーブに助けられた。
「1歩でもポジショニングをミスしたらああなる」と鮫島は反省しきりだったが、ここまで修正できたことで、ひとつの指標となったことは間違いない。
この2人が存在感を示したのは守備面だけではない。鮫島は相手の右サイドを封じるべく自陣深くポジションを取っていても、反撃に出れば前線に顔を出す。グラウンダーのパスをつなぐ日本の攻撃の中で、時折鮫島から出るダイレクトパスはスパイスになった。そのタイミングに籾木結花(日テレ・ベレーザ)は反応し始めている。
「今はまだチームメイト同士のタイミングからチャンスを作ろうとしている感じ。ここからもっと新しい攻撃パターンが必要」(鮫島)になってくる。
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