サッカー五輪コロンビア戦は大一番。問われる日本の「修正力」 (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 2−2と引き分けたスウェーデンとの初戦では、パボン(PK)とグティエレスが1点ずつゲット。本来ストライカーのパボンは、スウェーデン戦では左サイドハーフとして出場。何度も鋭いカットインを見せ、シュートを狙っていた。

 一方のグティエレスは、2014年の南米最優秀選手賞も受賞した本格派のストライカーだ。スウェーデン戦ではペナルティエリア内の右サイドに飛び出し、左斜め後方からパスを引き出すと、右足で正確なシュートを逆サイドのゴールネットに突き刺している。

 ナイジェリアに負けず劣らず、強力な攻撃陣を抱えるコロンビア。日本としては、いかにディフェンダー陣を1対1の状況に晒されないようにするか。前からボールを奪いに行ったり、ボールをキープして揺さぶるなど、柔軟な戦い方が求められる。

 負ければグループステージ敗退となる大一番。0−0のままゲームを進め、後半に入ってFW浅野拓磨を送り出し、勝負を決める――。そのゲームプラン自体は問題ないが、その耐え方、あるいは、プランが崩れたときの修正力に注目したい。

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