サッカー五輪、「耐えて勝つチーム」が
5失点すれば惨敗も当然 (5ページ目)
振り返ってみれば、日本はアジア最終予選でさえ、決定的なピンチをいくつも迎えていた。失点が少なかったからと言って、危なげなく相手の攻撃を抑えていたわけではない。それでも失点しなかったのは、必ずしも日本の我慢や粘りだけが理由ではなく、相手のミスに助けられたからである。
つまり、舞台がアジアなら相手のミスに救われた場面でも、世界のこのレベルの相手になれば確実に決めてくる。それだけのことだ。
そもそも五輪本大会出場を危ぶまれていたチームである。1点くらい失うのは当たり前。でも、それ以上は絶対にやらない。
それくらいの覚悟なくして、五輪本大会で「耐えて勝つ」は成しえない。
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