2015.04.02

3連勝もリオ五輪は大丈夫か。手倉森ジャパンの大問題

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 リオデジャネイロ五輪1次予選を兼ねるU-23アジア選手権予選を3連勝で突破したU-22日本代表。ベトナム(2-0)、マレーシア(1-0)を相手に、苦戦した理由は何か。

 選手の力量不足もその原因のひとつだ。しかし、メンバーはこの世代の日本を代表する選手たちだ。嘆いてばかりいるわけにいかない。現実を認める勇気も必要になる。またメンバーの中には、評論の対象にすることがためらわれるトッププロではない選手も含まれている。五輪チームには、批判の矛先を選手に向けることができにくい性質がある。

U-22日本代表を率いる手倉森誠監督 しかし監督は別だ。五輪チームだからといって遠慮する必要はない。手倉森誠監督の采配、サッカーゲームの戦い方は、ハリルホジッチと同レベルで語られていいモノだ。

 監督のレベルと選手のレベル。監督のレベルが選手のレベルを超えていないと、チームは進化していかない。選手のサッカー偏差値が55なら、監督の偏差値が60以上でないと、両者は理想的な関係にあるとは言えない。チームは前進していかないのだ。

 五輪チームの選手たちと手倉森監督の関係はどうだろうか。せいぜい互角だと思う。残念ながら、手倉森監督の方が上には見えてこない。何よりサッカーがよくない。過去に逆戻りしたようなサッカー。それはジーコジャパンのサッカーによく似ている。