2014.10.08

代表戦最大の見どころ。アギーレは香川真司をどこで使うのか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

「メインで使用する布陣は4-3-3」。就任記者会見でアギーレはそう語った。そして、過去2戦(ウルグアイ戦、ベネズエラ戦)はその通り、トップ下(1トップ下)が存在しない布陣で戦った。

 香川真司はその時、招集されなかった。アギーレジャパンに加わるのは今回が初。1トップ下が存在しない布陣と香川は向き合うことになるのか。アギーレは布陣をいじるのか。香川をどこでどう使うつもりなのか。来るジャマイカ戦(10月10日)、ブラジル戦(10月14日)の最大の見どころと言っていいだろう。

ドルトムントではトップ下で起用されている香川真司 ザックジャパンでは4-2-3-1の3の左だった。1トップ下が存在する布陣であるにもかかわらず、そこに起用されなかった。だが香川は7割方、ピッチの中央付近にいた。「サイドは苦手。トップ下がやりたい!」。背中にはそう書いてあるようだった。

 その結果、相手ボールに転じた時、日本の左サイドは穴になりやすい状況に陥った。ブラジルW杯ではそれが直接敗因に繋がった。コートジボワール戦の2失点は、まさに香川のポジションワークによるものと言っていい。

 その結果、香川は、続くギリシャ戦でスタメン落ちの屈辱を味わうことになった。ブラジルW杯で最も期待を裏切った選手の1人になるが、それまで現状を放置し、香川を適性がない左サイドで使い続けたザッケローニには、それと同じぐらい責任がある。1トップ下しかできないプレイの幅の狭い選手と、ザッケローニはキチンと向き合うことができなかった。