2014.08.15

照準は世界より先。U-17日本のサッカーが変わった

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 9月6~20日、アジアU-16選手権がタイ・バンコクで開かれる。

 この大会は、来年チリで開催されるU-17W杯のアジア予選も兼ねており、準決勝進出の4カ国に出場権が与えられることになっている。日本が出場権を獲得すれば、5大会連続出場である。

2015年U-17W杯出場を目指す、U-16日本代表の吉武博文監督。 U-17W杯というと、昨秋UAEで行なわれた前回大会がまだ記憶に新しい。

 グループリーグを3戦全勝(1-0ロシア、3-1ベネズエラ、2-1チュニジア)で1位通過した日本は、勢いに乗って上位進出を狙うも、決勝トーナメント1回戦でスウェーデンに1-2で惜敗。だが、圧倒的なボール支配率で試合の主導権を握り、相手を押し込み続けるサッカーは、現地でも話題となった。

 さらに遡(さかのぼ)れば、3年前の前々回大会(メキシコ)ではグループリーグでフランス(1-1)、アルゼンチン(3-1)といった強豪を抑えて1位通過(初戦のジャマイカ戦は1-0)。準々決勝でブラジルに2-3で敗れたものの、ベスト8進出を果たしている(決勝トーナメント1回戦はニュージーランドに6-0で勝利)。

 いずれの大会にも共通するのは、鮮やかなパスワークで相手守備網を破っていくポゼッションサッカー。日本は間違いなく世界を驚かせていた。

 そんな過去2大会でU-17日本代表を率いていたのが、吉武博文監督。現在もU-16日本代表の指揮を執り、自身3大会連続となる世界行きを目指している最中だ。

 吉武監督のもと、これまでのチームが世界の大舞台で見せてきたパフォーマンスを考えれば、今回のチームはいったいどんなサッカーを見せてくれるのだろうかと、期待は大いに膨らむ。