2013.12.05

名波浩が絶賛。「エース」本田圭佑のプレイが変わった

  • 飯尾篤史●構成 text by Iio Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

名波浩の視点
2013年ザックジャパン検証(2)


世界トップレベルのオランダと引き分け、ベルギーに勝利したザックジャパン。チームとしては、最高の形で1年を締めくくったが、選手個々の出来はどうだったのか。解説者の名波浩氏が分析する。

11月の欧州遠征で世界基準のプレイを見せた本田圭佑。
 11月のオランダ戦(2-2)とベルギー戦(3-2)は、日本代表にとって、攻守両面で大きな手応えをつかんだ遠征になった。

 複数の選手が絡んで狙いどおりに相手を崩して奪った5つのゴール。先制されてもコンセプトを変えずに貫かれた攻撃的な姿勢。コンパクトフィールド、ハイプレッシャーといった組織的な守備……。これまで積み上げてきたスタイルで成果を得られたのは、チームにとっても、選手たちにとっても、大きな自信になったと思う。

 さらに、FW大迫勇也をはじめ、MF山口螢、DF酒井宏樹ら、これまであまり出場機会に恵まれなかった選手たちも結果を出した。彼らの好アピールによって、チーム内の競争意識が高まり、活性化されたのも大きな収穫だ。

 ただし、残るテストマッチはW杯直前を除けば、現在予定されているのは、3月の1試合しかない。ここからは、再びメンバーを固めていく作業になる。周囲では新たに「この選手が見たい」「あの選手も見たい」といった声もあるが、11月の代表メンバーを中心にして、連係やコンビネーション、組織をより強固にしていくことが重要になるだろう。