2013.10.16

ザックの指揮能力の限界?日本代表は「重症」である

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

 0-2で敗れたセルビア戦から4日。日本はFIFAランクで大きく下回るベラルーシに0-1で敗れた(日本42位、ベラルーシ80位)。結果だけでなく内容を見ても、セルビア戦から改善するどころか悪化の一途をたどるばかりである。

 日本代表のよさ、持ち味とは何なのか。

 そんなことも分からなくなってしまうほど、今の日本代表は泥沼の「負のスパイラル」から抜け出せずにいる。

セルビアに続きベラルーシにも敗戦。2試合とも無得点で、結果を残せないザックジャパン 思えば、コンフェデレーションズカップのころは失点の増加が課題だった。毎試合のように大量失点を重ねたが、しかし、その一方で得点はできていた。強豪が相手でもゴールは奪えている。その事実は、選手たちに少なからず自信を与えてきた。

 ところが、その後の試合でも、明らかに力の劣るグアテマラを無失点に抑えた以外は失点が続くばかりか、ついにこの2試合は連続で無得点に終わっている。

 安定したボールポゼッションで攻撃を組み立て、サイドから相手ディフェンスを崩す。かつてのそんな姿は影を潜め、ベラルーシ戦でも、中央に偏った強引なショートパスばかりが増え、ボールを失っては逆にカウンターからのピンチを増やしている。

 立ち上がりこそ、ベラルーシが日本をリスペクトしすぎたのか、それほど積極的にはボールを奪いに来なかったため、日本は落ち着いてパスをつなぐことができていた。実際、18分までに香川真司、岡崎慎司、内田篤人と立て続けに際どいシュートを放っている。