2012.12.29

【日本代表】福田×名波が採点する
「2012年のザックジャパンは、80点」

  • 小室 功●取材・文 text by Komuro Isao
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

W杯最終予選では初戦のオマーン戦を3-0で快勝し、絶好のスタートを切ったザックジャパン。photo by Fujita Masato福田正博×名波浩が分析する
史上最強・ザックジャパンの真価(1)

2012年、W杯アジア最終予選で圧倒的な強さを見せ、W杯の出場権をほぼ手中に収めているザックジャパン。この1年の戦いぶりを振り返りながら、さらに飛躍するための課題や修正点について、解説者の福田正博氏と名波浩氏に分析してもらった。第1回は、「史上最強」と呼ばれる理由に迫る――。

◆W杯最終予選戦績
第1戦(6月3日/H)  日本3○0オマーン
第2戦(6月8日/H)  日本6○0ヨルダン
第3戦(6月12日/A) 日本1△1オーストラリア
第4戦(9月11日/H) 日本1○0イラク
第5戦(11月14日/A) 日本2○1オマーン
※H=ホーム、A=アウェー

――2012年は、ザッケローニ監督率いる日本代表にとって、とても重要な1年でした。まずは、W杯出場をかけたアジア最終予選が始まりました。厳しい戦いが予想されましたが、初戦のオマーン戦を3-0で勝利すると、続くヨルダン戦は6-0と完勝。幸先のいいスタートを切って、今やW杯出場がほぼ見えています。「史上最強」とも言われるチームの現状をどう見ていますか。

福田 予選5試合を終えた現時点で、勝ち点13を積み上げて、グループでダントツの首位。ここまでの結果については、申し分ないですよ。内容はいろいろと議論の余地はあるかもしれないけれど、不安を感じるような試合もなく、すごく安定した戦いができている。

名波 まさしく「史上最強」だと思います。とにかく、最終予選への入り方が良かったですよね。ホームでは勝ち点3を取ること、それが最高であり、最低の目標という意識で臨んで、そのとおり勝ち点3を積み上げた。オマーン戦にしてもヨルダン戦にしても、1点取ったら2点、2点取ったら3点と、ゴールへの意識が高かったし、それと同時に、守備のリスクマネジメントもより強くなっていった。攻守の一体感という意味では、早くもチームが出来上がりつつあるな、と感じます。