2012.12.30

【日本代表】福田×名波が指摘する
「W杯8強へ、埋めるべき『世界との差』」

  • 小室 功●取材・文 text by Komuro Isao
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

2012年10月の欧州遠征ではブラジルに0-4と完敗。日本は世界との差を改めて痛感させられた。福田正博×名波浩が分析する
史上最強・ザックジャパンの真価(2)

解説者の福田正博氏と名波浩氏が、ザックジャパンを徹底解剖していく検証対談。第2回は、2012年10月に実施された欧州遠征について。フランス、ブラジルという強豪国との対戦で見えたものは何なのか、分析する――。

◆日本代表、欧州遠征結果
第1戦(10月12日/フランス) 日本1○0フランス
第2戦(10月16日/ポーランド)日本0●4ブラジル

――世界との力の差をはかるうえで、貴重な機会となったのが、10月の欧州遠征でした。アウェーの地で、フランスとブラジルの強豪2カ国と対戦。収穫もあれば、新たな課題も見つかったと思います。

名波 フランス戦は、自分自身、サンドニ(フランス)のグチャグチャのピッチを経験していて(2001年3月24日、0-5で敗戦)、あのときと同じように雨が降っていたので、まともな試合はできないだろうなと思っていました。しかも、立ち上がりからフランスがハイプレッシャーをかけてきた。本当ならもっとボールをつなぎたかっただろうけど、さすがに日本は守備的にならざるを得なかった。あれは、仕方がないと思いますよ。

福田 確かにフランス戦は相当な圧力を受けていたし、ほとんど何もできなかったね。何が何だかわからないうちにスコンッとやられて、あっさり負けてもおかしくない試合だった。けれども、そういう中でも、最後まで自分たちを見失わないで、辛抱強く戦っていた。バタバタせずに対処できていたのは、かなり評価していいと思うよ。