【なでしこジャパン】代表定着を狙う「ユーティリティ・レフティー」上尾野辺めぐみ (2ページ目)

  • 松原渓●取材・文 text by Matsubara Kei
  • photo by Hirano Takahisa/AFLO


――選手権決勝まで勝ち上がったことで、何かチームに変化はありましたか?
「チームだと夕方6時から練習で、サッカーに関わる時間は多くないので、チームメイトと過ごす時間が増えたことはよかったです(笑)」

――雪国でのサッカーは大変ですか?

「そうですね。雪が積もっている間は全然外で練習ができなくて、室内でフットサルをしています」

――幼稚園のころからサッカーをやっているんですよね。
「はい。幼稚園の年長さんからです。従兄弟のお兄ちゃんが近くに住んでいて、よく一緒にサッカーをしていました」

――テクニックはどこで培われたんでしょうか? フットサルをやっていたこともあるんですよね?
「うーん、どこだろう(笑)。中学、高校と、大和シルフィードでフットサルをやっていたのは今に生かされていると思います」

――現在の代表は、神奈川県出身の選手が多いですが(大野忍/上尾野辺めぐみ/川澄奈穂美/近賀ゆかり/永里亜沙乃/永里優季/矢野喬子)、中高でチームメイトだった川澄選手以外で、小学校時代に対戦した選手はいますか?
「はい! 永里(優季)選手とはクラブチームで小学生のときにも対戦しました。当時、自分が6年生で永里選手が4年生。身体が大きくてうまくて、特に話はしなかったんですけど、印象に残っていますね」

――昼間はトレーナーとしてお仕事をされていますが、INAC神戸のようなプロに近い環境は憧れますか?
「たしかに、なでしこリーグの全チームがINAC神戸のようになったらすごく嬉しいんですが、仕事は仕事で楽しんでいますし、両立してできるっていうところを見せたいですね」

――普段の過ごし方は?
「練習が休みの日は仕事で、丸1日オフのときは好きな映画に行ったりします。ただ、冬は休みの日も用事がないと外に出ないですね。寒いから(笑)。夜、チームメイトとご飯を食べに行ったりもします。あとは、みんなで集まって家で鍋をすることもありますね」

――最後に、2012年に向けての意気込みをお願いします。
「代表に定着しているわけではないですし、代表で試合になかなか出られていないので、まずはアルビレックスでしっかり結果を残して、それがアピールにつながればいいなと思います!」

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