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大谷翔平との食事会、衝撃のホームスチール、そして『ハイキュー!!』 周東佑京が語る「マンガのような野球人生」 (3ページ目)

  • 田尻耕太郎●文 text by Kotaro Tajiri

盗塁王を4度獲得するなど、球界を代表するスピードスターに君臨する周東佑京 photo by Yoshihiro Koike盗塁王を4度獲得するなど、球界を代表するスピードスターに君臨する周東佑京 photo by Yoshihiro Koikeこの記事に関連する写真を見る── ホームスチールを決めた瞬間は、どんな気持ちでしたか?

周東 気持ちよかったですね。二盗の時とは違う興奮があったし、球場の盛り上がりもすごかったですし。

── 野球を始めた小学生の頃から、一度はやってみたいプレーだった?

周東 それはなかったかな。だって、プロになるまで内野があれほど極端なシフトを敷くことがなかったので、チャレンジできるような機会もありませんでしたから。

【次に狙うマンガのようなスーパープレーは?】

── 単独ホームスチールを超えるのもなかなか難しそうですが、次はどんな"マンガのようなスーパープレー"をしてみたいですか?

周東 普通にランニングホームランですね。

── オープン戦で一度記録していますよね。2020年3月15日の広島戦(マツダスタジアム)でした。

周東 あの時はセンターオーバーの打球を野手がグラブではじいて、ボールが転がったおかげでした。そうじゃなくて、普通に外野の間を抜けていった打球で、ランニングホームランを決めたいですね。

※9月8日の日本ハム戦でフェンスに直撃し、高く跳ねる間にホームインするというランニングホームランを記録するも、試合後に目指しているスーパープレーとは違うとコメント

── 自信は?

周東 やれそうな気はしていますよ。

── ただ、30歳を迎えました。ここからは年齢との闘いも出てくるのでは?

周東 でも、スピードは落ちていないし、動けない感じもない。若い時に想像していた30歳よりも、動けている感じはします。僕にはまだまだ成長の余地がありますよ。僕、大器晩成型だと思っているので。

── 若い頃は「(ジュリスベル・)グラシアルになりたい」と話していました。2019年の日本シリーズMVPに輝き、現在もメキシコで現役を続けています。

周東 常にストイックで、鍛え上げられた肉体がすごくて、アグレッシブな打撃をする。それにけっこう守れるし、しっかり走るし......スーパーマンでした。やっぱり今も目標ですよ。

── これからもマンガの主人公のように、プロ野球界で輝き続ける周東選手を楽しみにしています。

周東 いやいや、主役じゃなくていいですよ(笑)。派手な脇役くらいで。主役を食うまではいかないけど、影山(飛雄)みたいなキャラでいきます。

── 研磨も影山もセッター。いわばチームの司令塔ですね。

周東 そういうところで存在感を出していきたいですね。


周東佑京(しゅうとう・うきょう)/1996年2月10日、群馬県出身。東京農大二高から東京農業大北海道オホーツクを経て、2017年育成ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団。19年に支配下登録され、俊足を武器に一軍に定着した。20年に50盗塁を記録して初の盗塁王を獲得。23年から25年にも3年連続で盗塁王に輝くなど、球界を代表するスピードスターとして活躍。23年のWBCでは日本代表に選出され、準決勝のメキシコ戦で代走から劇的なサヨナラのホームを踏むなど、世界一に貢献した。24、25年にはベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を2年連続で受賞。

著者プロフィール

  • 田尻耕太郎

    田尻耕太郎 (たじり・こうたろう)

    1978年生まれ、熊本市出身。 法政大学で「スポーツ法政新聞」に所属。 卒業後に『月刊ホークス』の編集記者となり、2004年8月に独立。 九州・福岡を拠点に、ホークスを中心に取材活動を続け、雑誌媒体などに執筆している。

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