【プロ野球】「打率3割、30本塁打」に騙されるな 元編成担当者が明かす「当たり助っ人」を見抜く3つの条件 (2ページ目)
── 同じ3Aでも、インターナショナルリーグとパシフィックコーストリーグでは評価が変わってくると。
宮田 もちろん、同じリーグでも球場によって条件は大きく違います。だからこそ、単純に成績の数字だけを見るのではなく、「どのリーグの、どの球場で残した数字なのか」まで見る必要があります。つまり、同じ「打率3割、30本塁打」でも、所属リーグや本拠地によって、その数字が持つ意味や価値は変わってくるわけです。
さらに、左のパワーヒッターには、昔からローボールヒッターが多いですよね。バレルスイングが全盛になる以前から、左の長距離砲には高めが苦手で、低めが好きだからこそバットが回るというタイプが多かった。ここも要注意です。
【"化ける選手"を生む監督の我慢】
── では、宮田さんが獲得したなかで、成功例を教えてください。
宮田 自慢するわけじゃないですが、西武時代に獲ったエルネスト・メヒアは、働いてくれた好例だと思います。彼は高めが打てたし、インコースもさばけた。それが大きなストロングポイントでした。
外国人打者は、打てなくなると余計に力んで、外角に逃げるボールを追いかけてしまいがちです。でも、メヒアはグッと我慢できる粘りがあった。この3つのポイントをクリアできる選手なら、成功する確率は高いと思います。ただ、そういう選手そのものが今は希少というか、なかなかいませんけどね。
── 来日時の目算以上に、試合を重ねるなかで芽を出す選手もいますよね。
宮田 いわゆる「化ける選手」ですね。2024年に日本ハムへ入団し、今季3年目のフランミル・レイエス。最初は「ボール球を振るだろう。バットが止まらないだろうな」と思って見ていたら、ちゃんと止まる。四球を選べるようになって、甘い球を打ち返すバッティングになり、大化けしました。
昔のブランドン・レアード(日本ハムなど)もそうでした。シーズン前半は打率2割前後に低迷し、それでも我慢して使い続けたら、あそこまでの選手になったんです。
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