【WBC2026】侍ジャパンが見せつけられた世界との差は何か? 小早川毅彦が断言「もうスモールベースボールでは勝てない」 (2ページ目)
【単純にベネズエラが強かった】
── 侍ジャパンがどのように戦い、優勝を目指すべきかについてうかがいます。世間では、メディアもファンも「連覇」を当然のように期待していましたが、小早川さんはどのように考えていましたか。
小早川 連覇というのは、決して簡単なことではありません。それでも、連覇してほしいと信じていましたし、実際の戦い方も予選ラウンドまでは全勝でした。内容を見ても、決して悪くはなかったと思います。
── 今回のジャパンの選手選考や戦術についてはどう感じられましたか。
小早川 僕はベストメンバーだったと思います。現時点での日本の最強布陣でした。正直に言って、大会前から「このメンバーで結果がどうなったとしても仕方ない」と思えるだけの顔ぶれでした。優勝を信じてはいましたが、仮に届かなかったとしても納得できる、そういう布陣だったと思います。
── 予選ラウンドは4戦全勝でしたが、準々決勝で敗退しました。敗因はいくつも考えられますが、戦いぶりからはやはりパワーの差、そして「野球」と「ベースボール」の違いを見せつけられたという声もありましたが。
小早川 いや、僕のなかでは「野球が変わる」という感覚はありませんでした。よく「スモールベースボール」と言われますが、それも僕のイメージとはまったく違います。今回の敗戦について、「日本はスモールベースボールのほうが......」という声もありますが、僕はそうは思いません。
── 小早川さんの考える「敗因」とは何でしょうか。
小早川 今回の敗因は、単純に「相手のほうが強かった」からだと思います。ベネズエラのほうが、メンバー的にも実力的にも明らかに上でした。単純に相手が強いから負けただけで、あれこれ負けた理由を探すようなことではありません。正直、あのような相手に対しては、スモールベースボールでは勝つことは難しいでしょう。
ただ、気になったのはストライクゾーンです。日本での試合も海外での試合も見ていましたが、全体的にゾーンがかなり狭く感じられました。メジャーでローテーションを守っている投手でさえ、苦労していました。
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