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【プロ野球】緒方孝市は今季の広島について「近年で一番」 開幕から活躍するルーキーを中心に、野手の競争が激化 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【ほかの若手野手たちにもチャンスは来る】

――6年目を迎える二俣翔一選手や5年目の田村俊介選手ら、ほかの若手選手たちにとってもいい刺激になりそうですね。

緒方 二俣は一軍でベンチスタート、田村は二軍からのスタートになりましたが、オープン戦から平川や勝田が目立っていましたよね。同じチームメイトであっても、ルーキーにいきなりインパクトのある活躍を見せられれば大きな刺激になるでしょうし、本当の意味での競争意識が芽生えると思います。

 新井貴浩監督はオープン戦で平川と勝田を使い続けましたが、ルーキーだからという"期待"だけで使っていたわけではなく、内容も結果もしっかりと残していたからこそです。(それに対して)先に入団している選手たちが刺激を受けないわけがないですし、いい相乗効果を生んでいるはずです。

 ファームで結果を残したり、昨年とは違う成長した姿を見せる選手がいたら、そちらを起用したかもしれませんが、中村や佐々木、平川、勝田らがそれ以上にいいものを見せていましたから、なかなかチャンスをもらえませんでしたね。プロの世界というのは、毎年新しい選手が入ってくるなかで競争を勝ち抜いていかなければ生き残れません。本人たちが一番悔しさを感じていると思います。

――チャンスを逃した選手は、もっと成長した姿を見せなければいけない?

緒方 そうですね。二俣や田村なども、これまでは期待値込みでチャンスをもらえていたと思うんです。ただ、競争が激しくなってきた今、期待値だけではチャンスをもらえないということをわかっているはずですし、悔しさをバネにして這い上がってきてほしいですよね。

――競争が激しくなり、チームとしてはいい状態ですね。

緒方 チームとしては得点力不足という大きな課題があるわけで、本来であれば末包昇大のような長打を打てる野手は 、一軍に1枚でも置いておきたいところ。そんな末包すら二軍スタートということは、ルーキーたちをはじめ若い選手たちがそれ以上に存在感を示しているからです。末包も、ファームでしっかりと成績を残し、これまでとは違う姿を見せてどんどんアピールしなければいけません。いい成績を残していけば、必ずチャンスはもらえますから。

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