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【プロ野球】「一強ですね」宮本慎也が語る2026年セ・リーグ展望、阪神連覇の行方と各球団の課題 (3ページ目)

【広島と平川という"原石"への期待】

 広島東洋カープでは新人の平川蓮選手が宮本さんの目に強く留まったという。「スイッチで長打もあって足も速くて、ゆくゆくは本当にスーパーな選手になる」と絶賛。本人と会って話した感想は「明るいけどちょっと天然かもしれない(笑)。評論で褒めたあとに、『褒めすぎたな』と本人に言ったら『大丈夫です』と言われたんです」という微笑ましいエピソードも紹介し、「好感が持てる選手」と評した。

 ただし、投手陣には不安が残る。先発は、床田寛樹投手、森下暢仁投手が中心となるなか、大瀬良大地投手は年齢が上がり、先発転向した栗林良吏投手は未知数。「抑えを誰がやるのかという問題もある」と指摘。外国人野手2選手の「2年目の適応力」がチームの浮沈を左右するとも語った。

【ヤクルトは若手台頭を待つ再建期】

 宮本さんがもっとも歯に衣着せずに語ったのが、古巣・スワローズの現状だ。

「しゃべると全部批判だと言われてトバッチリがくる」と笑いながらも、「僕が見に行った時のチーム練習は、集中力が足りなかった」と言及。そこがケガ人の多さと無関係ではないとの見解を示した。

 奥川恭伸投手については「実戦で打たれているが、今年は投げられている。1回下がっている時ではないか」と前向きに評価。開幕に向けてここから調子を上げていけると見ている。

 一方で、期待する野手陣は「正直いない」と断言し、ドラフト1位の松下歩叶選手も「楽しみに練習を見に行ったけど、ケガでいなかったため、見られなかった」という。

「3位争いまでいければいい」というのが率直な見立てと話す。

「中堅どころも多いですが、今後のことを考えると結果を出して若い選手が出てきてくれるとありがたい。ただ、ちゃんとした競争のなかで若手が結果を出してレギュラーが決まっていくのがいいかなと思います」

【阪神を追うのはDeNA・巨人・中日の三つ巴】

 最後に宮本さんは「阪神を脅かす可能性があるチームは」という問いに対し、「追うとすればDeNA、巨人、中日」と答えた。ただし「決定的な部分がない」とも付け加え、「各チームの不安要素がうまく解消されれば、どこも阪神に迫れる可能性がある」という見方を示した。

 一強と言われながらも、それをほかのどこが崩せるか――それが2026年セ・リーグの見どころとなる。

【Profile】
宮本慎也(みやもと・しんや)/1970年11月5日、大阪府出身。1992年にドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックではキャプテンを務め、2012年に2000本安打を達成。2013年に現役を引退。現在は野球解説者として活動している。

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