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【プロ野球】篠塚和典から見た巨人は「変わっていかなければ」 新人開幕投手・竹丸和幸ら期待のルーキー、開幕スタメンも語った (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――内野はどうなりますか?

篠塚 ファーストはダルベック、セカンドは浦田俊輔、ショートは泉口友汰、サードは坂本勇人です。

 阿部監督は「大谷(翔平)型」の長打の打てる俊足打者として、1番にトレイ・キャベッジも試していますが、本来はクリーンアップを打ってほしいところです。昨季は三振(144)が多く、得点圏打率(.177)が低いところも改善してほしいですし、今まで丸佳浩がはたしてきたような役割を担うことを期待しています。

 泉口は出塁率の高い打者なので、打順は上位で使えます。いい打者に多く打順を回すという意味では、打線のスタートから出塁を期待し、1番を任せるのも面白いですね。また、岡本が抜けて打力が低下している分、足を使っていきたいですが、浦田はオープン戦では打撃に粘りがあり、上位で使い続けてみても面白そうです。

 坂本はある程度休ませながらという起用も考慮しなければいけませんが、元気であれば出てもらいたい。吉川尚輝やリチャードも不在のなかで、いまのメンバーだと、やはり(坂本)勇人に中軸を任せたいです。

――外野はいかがですか?

篠塚 ライトは期待も込めて中山。センターは一番流動的ですが松本、レフトはキャベッジです。

 センターには丸を入れようか悩みましたが、まずはオープン戦である程度の結果を出している中山や、新戦力の松本を試してみたいです。ただ、急遽1軍で本塁打を連発した(2023年の)育成7位の平山功太は、走攻守揃った長身選手(185cm)なので、シーズンが始まったら大抜擢もあるかもしれません。そのほか、オープン戦で好調だった佐々木俊輔や、昨年の開幕で4安打にサヨナラタイムリーと活躍した若林楽人ら、センターはライバルが非常に多いです。

 どのポジションも不確定で、泉口以外はレギュラーと呼べる選手はいません。逆にいえば、多くの選手にチャンスがあると思います。開幕スタメンはあくまで開幕時のオーダーで、その後は調子を見ながら、試行錯誤するシーズンになるでしょう。

(篠塚和典が考える巨人の開幕スタメン)

1番 泉口友汰(ショート)

2番 浦田俊輔(セカンド)

3番 キャベッジ(レフト)

4番 ダルベック(ファースト)

5番 坂本勇人(サード)

6番 中山礼都(ライト)

7番 松本剛(センター) 

8番 岸田行倫(キャッチャー)

9番 竹丸和幸(ピッチャー)

(後編:篠塚和典セ・リーグ順位予想1位は「当然」の阪神 それ以外は「どこが2位になってもおかしくない」>>)

【プロフィール】

■篠塚和典(しのづか・かずのり)

1957年7月16日生まれ、東京都出身、千葉県銚子市育ち。1975年のドラフト1位で巨人に入団し、3番などさまざまな打順で活躍。1984年、87年に首位打者を獲得するなど、主力選手としてチームの6度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献した。1994年を最後に現役を引退して以降は、巨人で1995年~2003年、2006年~2010年と1軍打撃コーチ、1軍守備・走塁コーチ、総合コーチを歴任。2009年WBCでは打撃コーチとして、日本代表の2連覇に貢献した。

■元巨人、WBCコーチ・篠塚和典氏の夏の野球教室

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著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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