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【プロ野球】WBCで株を上げた種市篤暉など、ロッテ投手陣を清水直行が分析 ルーキーたちは高評価も「プロの世界は甘くない」 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――勝ちパターンの一角として期待される、新外国人のカスティーヨ投手のピッチングはいかがですか?

清水 キャンプから見ていますが、神経質なタイプではないですし、けっこう実戦向きのピッチャーですね。「自分はこうだから」ではなく、バッターのその日の調子を冷静に観察しつつ、どのボールだったら抑えられるかを感じながら投げるピッチャーのような気がします。

 7回か8回にハマってくれたらいいですが、まずは7回を任せるんじゃないかと思います。8回は鈴木と中森が戻ってくるの待ちですが、彼らのコンディションがよくなければ8回をカスティーヨに任せ、7回を何人かで競わせる可能性もあります。得点力が低ければ、ロースコアの接戦をものにしていかなければいけませんし、勝ちパターンの構築は重要な課題のひとつです。

【実力派ぞろいのルーキーに期待すること】

――新外国人のサム・ロング投手の起用方法は、どう予想しますか?

清水 先発の枚数が足りなかったら、前を任せてみるのもありかなと思います。年齢(30歳)が少々気になりますが、外国人選手は開幕してみないとわかりません。

――開幕投手に決まった、ルーキーの毛利投手のピッチングはどう見ていますか?

清水 まだ線は細いのですが、球持ちがいいのでバッターが球速以上の速さを感じているようで、少し差し込まれています。ただ、本来の力は、シーズンに入ってある程度の期間を投げてみなければわかりません。プロの世界は、技術や精神力などさまざまな要素が複合的に絡み合って活躍できるかどうかですから。単に球が速い、ちょっと打ちづらい、というだけで通用するような甘い世界ではありません。

 交流戦が終わるくらいまでは、本来の力はわからないと思います。昨シーズンは西川史礁もそうだったじゃないですか。オープン戦の成績がある程度よくて、すぐに通用するんじゃないかと見られていましたが、開幕してすぐにガクっと成績を落としました。その後、しばらく二軍暮らしが続きましたが、一軍に上がってきたらヒットを量産して新人王を獲得するまでいきましたからね。

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